「スクワットでお尻を上げたいのに前ももがパンパンに張る」「腹筋をしているのに一向にくびれない」。ダイエットの現場で私が目にするのは、こうした懸命な努力が裏目に出る「努力の罠」です。実は、世間一般で言われる正しい筋トレが、モデル体型を目指す女性にとっては「毒」になることがあります。
パーソナルジムでのパーソナルトレーナーの説明で、「女性はホルモンの関係で筋肉質にならないから、重いものを持っても大丈夫」と聞いたことありませんか?
大変恐縮なのですが、これは女性向けパーソナルトレーニング現場を知らない人の言葉です。確かに、そうならない女性もいますが、現実には、筋トレをして身体がゴツくなった、筋肉質に見えるようになってしまったと悩む女性は後を絶ちません。なぜそうなるのか。それは「くねくねボディ(歪んだ骨格)」のまま、わずか20%の筋肉しか使えない状態で無理に頑張るからです。使われる特定の20%の筋肉だけに負荷が集中し、その部位だけが不自然に発達して「筋肉質ぽい体型」が出来上がってしまうのです。
この「筋肉質の出方」は、個々のくねくね(骨格の歪み)のパターンによって違います。太もも前ばかりが発達して競輪選手のような脚になってしまう女性もいれば、ふくらはぎがパンパンに張ってしまう女性、あるいは僧帽筋の上部が盛り上がって首が埋もれてしまう女性もいます。これらはすべて、骨格の関節角度がズレた状態で、特定の部位に「過負荷」をかけ続けた結果に他なりません。
生理学的な真実として、女性は男性に比べ、筋肉を成長させるホルモンが約20分の1しか分泌されません。この非常に貴重なリソースを、個々の「くねくね」によって生じた無駄な部位に投資してゴツくなるのか、それともモデル特有の直線美のために使うのか。モデル体型に必要なのは、筋肉を盛り上げて体積を増やすことではなく、関節角度を整えて「使う筋肉を100%に入れ替える」ことなのです。
モデル特有の「直線美」を物理的に邪魔してしまう筋肉は、鍛えるのではなく、骨格を整えて「休ませる」必要があります。これらを使わない状態に追い込むことが、おぜき流の「引き算のボディメイク」です。
モデル体型とは、単に脂肪が少ない状態ではなく、眠っている筋肉の稼働率を20%から100%に引き上げた状態を指します。特定の反対側の筋肉(拮抗筋)をあえて強化することで、余分な筋肉を退化させ落とす。これも、本当のモデル体型ボディメイクに必要な考え方です。
筋肉を鍛え始める前に、まず「シセトレ®」による関節角度の調整が必要です。シセトレ®によって、身体の中心に位置する骨盤の傾き関節角度を垂直(バーチカル)に整えます。身体の中心がまっすぐ(垂直)になれば、どうもしなくても、身体全体の骨格関節角度が整いはじめ、まっすぐボディになります。


あなたが目指すのは、筋肉コンテストで見せるための「立体的な身体」ですか?それとも、ハイファッションをさらりと着こなす、すらっとした「直線的な身体」ですか?

女性のダイエットにおいて、体重を落とすことは当然の前提です。その先の「シルエットの質」を決めるのは、重いダンベルを振り回す根性ではなく、生理学に基づいた「正しい身体の知識」です。本物のモデル体型ボディメイクで、服に選ばれるのではなく、服を選べる身体を手にいれましょう。


それって!?実際どうなの課(中京テレビ)、覆面密着バラエティー 実は私こういう者でして(日本テレビ)、なないろ日和(テレビ東京)、林先生が驚く初耳学!(TBS)、てれビタ(KKT)、旬感! Qアプリ(QAB琉球朝日放送)、潜入!ウワサの大家族(フジテレビ)、くまパワ(熊本朝日放送)、ひーぷー☆ホップ(沖縄テレビ放送)、さらば!あいまいな日本語よもや語大辞典(フジテレビ)、写ねーる(NHK-BSプレミアム)、ドリームプレス社(TBS)、ミラクルシェイプ(日本テレビ)、教えてからだにミカタ(BS-i)、ゴールドハウス無人島ダイエット(フジテレビ)、スッキリ!(日本テレビ)、学校へ行こう(TBS)、ぴーかんバディ(TBS)など。
本物のボディメイクを世界中に
パーソナルトレーナー
おぜきとしあき
Toshiaki Ozeki
1991年青山学院大学卒業。更なる専門性を求め東京大学(筋生理学研究室)へ入学し、2008年には日本代表として北京大学にて招待発表を行う。 「シセトレ®」「モデル筋®」「パーソナルトレーナー指導心理学®」提強者。 複数のボディメイクブランドをプロデュースし、トップモデルから初心者まで支持される理論を確立。著書12冊はアジア圏でも翻訳出版されている。
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