パーソナルトレーナー指導心理学®とは|伝わる指導の法則
どんなに良い技術も、相手に伝わらなければ意味がありません。
理屈ばかりの指導では受講者は飽きてしまい、逆にテンションばかり高い元気だけの指導だと、特にダイエッターは不安になって離れていきます。
集団フィットネスのように「同じ声かけを一斉に投げる」指導と、パーソナル指導のように「その人に合わせて変化を引き出す」指導は、まったく別物です。個人指導には、ちゃんと伝わる法則があります。
パーソナルトレーナー指導心理学®は、ボディメイク技術や知識と同じレベルで「伝える力(指導力)」を磨くための体系です。知識だけあっても、伝わらなければ結果は出ません。結果が出なければ、お客様の人生は変わらず、世の中にハッピーは増えません。
このページでは、私おぜきとしあきが30年以上の指導経験を通じて体系化してきた「インストラクション」「指導心理学」「指導ノウハウ」を、基礎からわかりやすく整理します。
結論:パーソナルトレーナー指導心理学®は「結果を出すための伝達技術」
パーソナルトレーナー指導心理学®とは、相手の脳と身体に、必要な行動と感覚を「伝わる形」で届け、継続と成果につなげるための指導体系です。
ボディメイクは「正しい方法を知る」だけでは変わりません。現場では、次のような“現実”が必ず起きます。
- 分かっているのに続かない
- 頑張っているのにフォームが崩れる
- やっているのに効いていない
- 結果が出ない不安でやめてしまう
ここを突破するのが、パーソナルトレーナー指導心理学®です。
なぜ「理屈だけ」でも「テンションだけ」でもダメなのか
理屈だけの指導は、行動に変換されにくい
理屈を理解しても、身体が動かなければ変化は起きません。特にダイエット中の女性は、仕事・家事・人間関係・ホルモン周期など、日常の負荷が大きい。そこに「説明だけが長い指導」が加わると、頭が疲れてしまい、行動は止まります。
テンションだけの指導は、安心より不安が勝つ
一方、元気だけの指導は「その場は盛り上がる」ことがあります。しかし、ダイエッターが本当に欲しいのは、盛り上がりよりも安心です。
「これで合っているのか」「本当に変われるのか」という不安を消せない指導は、継続に結びつきません。
個人指導の本質は、盛り上げることでも、説明することでもなく、その人が前に進める状態を作ることです。
個人指導フィットネスに存在する「伝わる法則」
パーソナルトレーナー指導心理学®では、伝わる指導を「センス」ではなく「再現できる型」として扱います。重要なのは、伝達には順番と手段があるという考え方です。
伝達の3手段:視覚・聴覚・感覚
人は、言葉(聴覚)だけでは動けません。視覚で理解し、感覚で納得し、最後に言葉で整理されることで、初めて行動が定着します。
- 視覚:見て理解する(姿勢・フォーム・動作のイメージ)
- 聴覚:言葉で整理する(目的・ポイント・注意点)
- 感覚:体で腑に落ちる(「これが正解だ」と体感する)
この順番が崩れると、分かったつもりで終わります。だから指導は「説明」ではなく「伝達」になります。
パーソナル指導で結果が出る人・出ない人の差
結果が出ない時、問題は「努力」より「伝わり方」にある
お客様が頑張っていないのではなく、必要なポイントが脳と身体に届いていないだけ、というケースは非常に多いです。ここを見誤ると、指導は根性論になり、関係も崩れます。
疑いを外す:メカニズムの説明で「納得」を作る
ダイエットは不安が強い領域です。疑いがある状態では継続できません。だから、経験談だけでなくメカニズムを説明し、納得を作ります。納得ができた瞬間、行動が続きやすくなります。
人は「理解」よりも「安心」で動ける
名前を呼ぶ、話を聞く、うなずく
信頼は、理屈より先に作られます。名前を覚える。質問する。傾聴する。うなずく。オウム返しをする。こうした基本の積み重ねで、相手の緊張はほどけ、指導が届きやすくなります。
共感は甘やかしではない
痛みや辛さへの共感は、「つらいのに頑張っている」という事実を肯定する行為です。否定されない場があると、人は前に進めます。共感は、継続の土台です。
期待と承認が、身体を動かす
期待(ピグマリオン効果)
「できる」と信じられた人は、できる確率が上がります。逆に、否定的な言葉を浴び続けた人は、動けなくなります。指導者の期待の置き方は、結果に直結します。
褒め方は「具体」がすべて
「すごいですね」だけでは続きません。どこがどう良くなったか、何ができたか、どの変化に気づいたか。具体的な承認は、成功体験を作り、次の行動を引き出します。
言葉を設計する:命令変換ベター法・ゴール言及
同じ内容でも、言い方で受け取り方は変わります。命令ではなく、できる方向へ言葉を変換する。先にゴールを示して不安を消す。選択肢提示で迷いを減らす。こうした設計が、指導の精度を上げます。
OZEKIメソッドとの関係|シセトレ®とモデル筋®を定着させる
ozekitoshiaki.comでは、ボディメイクを「体型の設計図(骨盤・姿勢・関節角度)」から整える考え方を大切にしています。
シセトレ®で骨盤を垂直に整え、モデル筋®を日常で働かせる。ここまでやっても、脳が古いクセに戻ろうとすれば、形は安定しません。
そこで、パーソナルトレーナー指導心理学®を基にした指導方法によって、整った姿勢や正しい動作のほうが「楽で動きやすい」という感覚を、体験として脳に繰り返しインプットしていきます。これが、ボディメイクを一時的なイベントで終わらせず、安定させるための要です。
関連ページ(内部リンク)
よくある質問(Q&A)
Q. パーソナルトレーナー指導心理学®は、心理学の知識がないと使えませんか?
A. 専門用語を暗記するためのものではありません。現場で「相手が動ける状態」を作るための型として整理しているので、基本から順番に身につければ十分に使えます。
Q. どんな指導が「伝わっている状態」ですか?
A. 言葉で理解しているだけでなく、フォーム・感覚・行動が再現できている状態です。視覚で理解し、感覚で腑に落ち、言葉で整理できると、伝達は定着に変わります。
Q. なぜダイエッターはテンションの高い指導で不安になるのですか?
A. ダイエット中は「これで合っているのか」という不安が強く、盛り上げよりも安心が必要だからです。安心があると、継続が現実的になります。
Q. シセトレ®やモデル筋®と、指導心理学はどう関係しますか?
A. 骨盤を垂直に整え、モデル筋®を働かせる技術があっても、脳が古いクセに戻ろうとすると形は安定しません。パーソナルトレーナー指導心理学®を基にした指導方法で、整った動きのほうが楽だと脳に学習させることで、技術が定着しやすくなります。
Q. 個人指導でこの考え方を受けられますか?
A. はい。個人指導では、骨格・動作・生活に合わせて伝達の順番を整え、必要な感覚を定着させます。
