トレーニングを続けることは、ただ体を鍛えることにとどまらず、自分自身と深く向き合う時間を持つことでもあります。一人でのトレーニングは、最初の数回で効果を実感する人もいれば、何ヶ月も思うように変化が見えず焦る人もいるでしょう。
パーソナルトレーニングは、そのトレーニング、そのものの継続を容易にしてくれるシステムとも仕組みともいえます。継続すれば、確かな変化をもたらしてくれるので実質的な意義も大きいものです。
なぜかパーソナルトレーニングをやめる決断がつかない
「もう身体は十分に変わった。でも、なぜかパーソナルトレーニングをやめる決断がつかない。」
そんな気持ちを抱えている方は少なくありません。そして、その疑問に対する答えは「やめなくてもいい」のです。
パーソナルトレーニングというと、「短期間で成果を出し、あとは自力で維持するべき」といった“卒業前提”のイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし、実際にはそうした理想論に縛られる必要はありません。身体が変わった今こそ、それを維持し、さらに高めるステージに進んでいるのです。
トレーニングのゴールは体重や体脂肪率の変化だけではありません。姿勢改善、柔軟性、パフォーマンス向上、さらには加齢による衰えの予防など、次のテーマは無限にあります。人の身体は常に変化し、日々の生活や年齢とともにコンディションも揺れ動きます。その中で、常に最適なトレーニングを受けられる環境は、むしろ手放す理由がないほど価値のあるものです。
また、パーソナルトレーニングの本当の強みは、身体だけでなく“心”も整えてくれることです。トレーナーとの定期的なセッションは、心の整理の時間でもあり、日常のストレスをリセットする貴重な機会となります。習慣として定着したトレーニングが、精神面の安定にも寄与している場合、無理に手放すことは、生活のリズムを崩すことにもつながりかねません。
さらに、続けること自体が「自己管理」の一環として機能している場合もあります。忙しい毎日の中で、週1回でも自分の健康や身体に向き合う時間があるということ。それだけで、生活全体の質が保たれている人も多いのです。
「身体が変わったのに、なぜかやめられない」と感じているなら、それはあなたの中で、パーソナルトレーニングが必要不可欠な習慣になっている証拠です。それは決して悪いことではなく、むしろとても自然で、理想的な状態とも言えます。
あなたの生活と心身を整えてくれる大切な場所。それがパーソナルトレーニングであるなら、続ける選択をすることは、むしろ前向きで賢い選択といえます。