良いパーソナルトレーニングとは
良いパーソナルトレーニングとは「再現性があること」だと、私パーソナルトレーナーおぜきとしあきは思います。
ディズニーランドで昨日は楽しかっけど、今日はイマイチだなってありますか?もちろん、受け手側のその日のテンションの差や体調はあるので多少の感じ方の違いはあるでしょう。ほぼ毎日同じ世界観ではないでしょうか?
私は、あるアーティストの東京、名古屋、大阪と3大ツアーを制覇したことがあります。地方性での観客のノリの違いはあるにせよ、そのアーティストのコンサートは、ほぼ同じ演奏、ほぼ同じテンション、私も、その3回とも、わざわざきてよかったと思いました。それは、再現性があったからです。東京公演は凄くて、大阪公演はイマイチだったということはありません。これこそ一級アーティストです。
楽しさだけがパーソナルトレーニングの基準ではないですが、ダイエット目的なら、パーソナルトレーニングの内容が、毎回痩せるメニューでないと痩せられません。
つまり、パーソナルトレーニングの組み立て方自体に再現性がなければ成り立たないことを意味します。
再現性のないパーソナルトレーニング
再現性のないパーソナルトレーニングは、玉手箱です。
「こんなトレーニングもあリます、こんなの知らないですか?やりましょう!」といったノリは、再現性のない玉手箱で、ある意味、専門家が素人に、専門自慢しているだけとも言えます。
再現性がなければ、結果は出ません。ローマは1日にして成らずという言葉は、身体にも当てはまります。特に、脂肪を減らす、筋肉をつけるといった目的の場合は、1日パーソナルトレーニングをしただけでは、目にみえるような変化はありません。
パーソナルトレーニングにおいて「再現性がない」という状態は、パーソナルトレーナーの指導が場当たり的で、継続的・体系的なプランに基づいていないことを意味します。
たとえば、その日の気分や利用者の様子に応じて内容を毎回変える、記録がなく過去のトレーニングを踏まえていない、明確な目標設定や進捗確認がない、などが挙げられます。一見すると柔軟な対応のように思えるかもしれませんが、これが続くと、実は成果が出づらくなる大きな原因となってしまいます。
まず、身体づくりには「適切な負荷と休息」「継続的な刺激」「記録と調整」が欠かせません。これらは科学的根拠に基づいた原則であり、再現性のあるプログラムによってこそ実現されるものです。トレーニングの強度や種目が場当たり的だと、体は継続的な刺激に適応することができず、「筋肉が成長するタイミングを逃す」ことになります。
また、食事指導においても再現性は重要です。日々の摂取カロリーや栄養バランスを記録・管理し、それに応じて調整していくことで初めて効果が得られます。ところが、パーソナルトレーナーの感覚頼りでアドバイスが一貫しない場合、利用者自身が「何を信じていいのか分からない」「やっているのに成果が出ない」と混乱してしまい、モチベーション低下を招く原因にもなります。
再現性がないパーソナルトレーニングでは、「なぜうまくいったのか」「なぜ失敗したのか」が分析できません。成功のプロセスが言語化・数値化されていないため、改善や応用ができず、同じことを繰り返しても進化がありません。結果として「頑張っているのに変わらない」という停滞に陥り、継続の意欲すら失われてしまうことになります。
一方で、再現性のあるトレーニングとは、個人の目標に対して明確な計画があり、記録に基づいて客観的に進捗を管理し、同じ条件で検証できる設計がされていることを意味します。これは短期的な成果だけでなく、自分で体を管理できる力=自走力にもつながります。つまり、再現性の高いパーソナルトレーニングは、成果を出すだけでなく、その成果を自分の力で維持・発展させていく土台にもなるのです。
パーソナルトレーナーの真の価値は、「その場で励ますこと」や「毎回違うメニューを提供すること」ではありません。本当に大切なのは、ダイエットボディメイク成果が出る仕組みを構築し、誰が見ても納得できる方法で結果を導くこと。そのためには、再現性のあるパーソナルトレーニング指導が不可欠です。
ダイエット成果が出ないと悩んでいる人は、まず「今のパーソナルトレーニングに再現性があるか?」を見直してみることが大切です。根拠に基づいた、再現性のあるパーソナルトレーニングを選ぶことが、ダイエットボディメイク成功への最短ルートです。
再現性のあるパーソナルトレーニングとは?
再現性のあるパーソナルトレーニングは、「同じようなメニューの繰り返し」「数値の管理と調整」「毎回同じフォームでの実施」など、いわば“計画的で地味なトレーニング”とも言えます。そのため、初心者や刺激を求める人にとっては、「なんだかつまらない」「変化がなくて飽きる」と感じられることも少なくありません。しかし、実はこの“つまらなさ”こそが、確かな成果へとつながる重要な鍵なのです。
まず、トレーニングで身体を変えるためには、筋肉に継続的かつ計画的な刺激を与える必要があります。これを「漸進性過負荷の原則」と言い、少しずつ負荷を高めていくことで体が適応し、成長していきます。このプロセスは派手さに欠けるものの、確実に筋力・筋量・代謝を高め、やがて見た目の変化や体重の減少といった成果として現れます。逆に、毎回のメニューが大きく異なっていては、筋肉は“適応”することができず、成長のサイクルが生まれません。
また、フォームの精度や動作の繰り返しも、再現性あるトレーニングの重要な要素です。最初は地味で単調に思えるかもしれませんが、正確な動作を重ねることで神経系が発達し、筋肉の使い方が洗練され、より身体に効きていきます。これにより、結果が出やすくなるだけでなく、自分の体に対する理解が深まり、「自分で変えられる」という自信にもつながっていきます。
再現性のあるパーソナルトレーニングはつまらない?
一方で、変化や楽しさを求めるあまり、毎回新しい種目を取り入れたり、楽しさや目新しいという脳への快楽ばかりを追い求めるパーソナルトレーニング内容では、一見華やかでも、ダイエット結果が出ません。
もし、「飽きてしまいそう」と感じた場合は、パーソナルトレーナーに相談しながら、記録の進捗を確認したり、自分の成長を視覚化する方法(ビフォーアフター写真や数値グラフ)を取り入れると、モチベーションが戻ってきます。再現性があるからこそ、変化を「見える化」しやすいというメリットもあります。
つまり、「つまらないと感じるトレーニング」こそが、「変われるトレーニング」なのです。
「つまらない」と感じるトレーニングはダイエット成功に直結?
「つまらない」と感じるトレーニング内容ほど、実はダイエットの成功に直結すると言っても過言ではありません。
「楽しい運動=成果が出る」という感覚に引きずられやすいのが人間の性質です。身体の仕組みや運動の原則から見れば、地味で単調なトレーニングにも、脂肪燃焼や体質改善において重要な働きをすることがあります。
まず、ダイエットの基本は「摂取カロリー<消費カロリー」にすることです。このためには、筋肉量を増やして基礎代謝を高める筋トレが必要になります。そしてこれらの筋肉を増やす運動は、一定の法則に基づき、継続的・反復的に行うことで効果を発揮します。つまり、同じことをコツコツ積み重ねることが、体を変える唯一の道なのです。
ところがこの「繰り返し」こそが、人間にとって最も飽きやすく、つまらなく感じるポイントでもあります。スクワット、プランク、ベンチプレス、同じ筋トレメニュー…。最初は新鮮に感じても、数週間も続ければ、次第に刺激は薄れ、面白みはなくなってきます。ここで「変化が欲しい」「飽きたから別の運動にしたい」と方向転換してしまう人が多いのです。この方向変換が、ダイエット成功から遠ざかっていく失敗例が多くあります。「つまらないけど続けている」という時期と感情を乗り越えることできる人が最終的にダイエットに勝つことができます。
パーソナルトレーナーの役目
「パーソナルトレーニングがつまらない」と感じる瞬間は、誰にでも訪れます。特にダイエットや筋力アップなど、成果を得るにはある程度の時間と継続が必要なパーソナルトレーニングでは、同じ種目を反復したり、ルーティンが続くことで、どうしても飽きやマンネリを感じやすくなります。その“つまらなさ”に負けてしまえば、せっかくの努力も水の泡。しかし、そんなときこそ、パーソナルトレーナーの存在が大きな支えとなります。
パーソナルトレーナーは、単に正しいトレーニング方法を教えるだけでなく、「あなたがなぜその運動をしているのか」「今どれくらい進んでいて、何が変わってきているのか」といった意味や進捗を可視化してくれます。パーソナルトレーニングが、ダイエットボディメイク目的のための手段であることを常に意識させてくれることで、ただの「繰り返し作業」に感じていたものが、しっかりとした意味を持ち始めます。
パーソナルトレーニングがつまらないと感じる時期は、身体が着実に変わり始めているサインでもあるので、その成果を信じて継続するには、客観的な目と冷静な判断を持つ人としてパーソナルトレーナーがそばにいてくれることが不可欠です。パーソナルトレーナーは、あなたがあきらめそうになる瞬間にも、「あなたは変われる」と信じてくれる存在であるはずです。
パーソナルトレーニングがつまらないと感じたら
「パーソナルトレーニングがつまらない」と感じることを、パーソナルトレーナーに率直に話せるのも、パーソナルトレーニングならではの強みです。一対一の関係だからこそ、気持ちや不安を正直に打ち明けられ、それに応じた対策や調整を受けることができます。これは、集団トレーニングや自己流の運動では得にくい、大きな価値と言えるでしょう。
結局、トレーニングは感情との戦いです。身体が変わるより先に、心が折れる。だからこそ、「つまらない」という感情に勝つためには、自分を冷静に見てくれて、支えてくれる存在として、パーソナルトレーナーは必要な存在です。
「やめたくなる時ほど、頼っていい」のがパーソナルトレーナーの存在意義ともいえます。
パーソナルトレーニングのお役立ち情報
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人によりお金の使い方は異なります。パーソナルトレーニングはお金の無駄だし勿体無いと考えるは当然です・・・
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一昔前と違い、パーソナルトレーニングが誰でも認知されるサービスとなり選択肢が増加しています。パーソナルトレーニングを選ぶヒントの列挙しています。
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パーソナルトレーニングの良い悪いは受講者側の感じ方に加え、普遍的な要素として、パーソナルトレーニングの再現性という視点でとらえてみると、、、
パーソナルトレーニング時の服装
動きやすいのが前提にありながらも、パーソナルトレーニングだからこそ、気を使うと良い服装もあります。
パーソナルトレーニングの需要減少の理由
パーソナルトレーニングを受講する人が近年急速に減少しています。それに伴い、2025年廃業するパーソナルジムも非常に多くなっています。